「お金2.0」|佐藤航陽 を読んで。これからの世界を想像してワクワクする。
こんにちは。
以前から興味があった本書を読みました。
あらゆるテクノロージーにより、既存の経済システムから、新たなシステムに変わっていくこと(既に変わっていること、今後変わっていく可能性があること)が書かれております。
ブロックチェーンの登場でも言われていることですが、中央集権型から分散型の経済システムが出来ていき、既存のシステムが崩壊していくということです。
すでに技術としては確立しているので、後は法の整備と抵抗勢力(既存団体)との争いになっていくと予想しています。
世の中は豊かになり、モノを欲する物理的な欲求というのは薄らいでいく。それにより労働してお金を稼ぐという年収至上主義のような考え方は変わっていき、ベーシックインカムが登場して、それ以外の精神的な欲求を満たすようなサービスが今後出てくるという流れです。
また、これからは、お金のために働くのではなく、やりたいことを追求していくことでお金になる、という流れになっていくと。
自分はこの流れに大賛成で、非常にワクワクします。色んなテクノロジーが組み合わさって、新たな価値を生み出していくような世の中になってほしいですし、自分のその一翼を担うようになりたいなと思ってみたり(柄にもなく意識高い発言)。
あと、財務諸表には資産については記載されているものの、データについては記載されていないということも、書かれていました。
例えば、企業が持っている株や不動産といった資産は会計的に記載さ入れているものの、グーグルが持っているデータは資産に含まれておらず、会計的には価値が無いものになっている。
これからの世の中は、データ分析をもとにしたサービスが生まれてきており、間違いなくデータとは非常に価値あるものでしょう(実際にこれらデータを各企業がこぞって取得したがっている)。
そう考えると今の会計ルールは、現在の企業の価値を正確に表現できていない部分もあるのであろう。この点も意識しながら企業分析を行っていきたいです。